Van Halen / ヴァン・ヘイレンのプロフィール

1972年、ヴァンヘイレン兄弟が結成したマンモスというバンドが原点となっている。 1974年、レッド・ボール・ジェッツというバンドからデヴィッド・リー・ロス、スネイクというバンドからマイケル・アンソニーをそれぞれ迎え、バンド名をヴァン・ヘイレンに改める。 1977年、スカウトされる。翌年デビューし、その後、アメリカンハードロックの頂点に君臨し続ける。

Devid Lee Roth / デイヴィッド・リー・ロス

初代ボーカリスト。1953年、インディアナ州ブルーミントンに生まれる。

元ダンサーという事もあり、デイブが在籍していた時のVAN HALENはエンターテイメント的な要素が強い。 85年に脱退。脱退後の数年、スティーブ・ヴァイやビリー・シーンらと共にバンド活動を行う。

Edward Van Halen / エドワード・ヴァン・ヘイレン

1955年、オランダのアムステルダムに生まれる。プロのサックス/クラリネット奏者の父親の意向で幼い頃からピアノやヴァイオリンのレッスンを受ける。 小学校時代にロックに目覚め、ドラムを購入しプレイするようになる。ある時ひょんなことから自分のドラムを兄アレックスのギターと交換する。 するとエディは才能を開花させ、エリック・クラプトンやジミ・ヘンドリックス、ジェフ・ベックといったギタリストのテクニックを吸収し、それにオリジナリティーを加えてゆく。 音楽学校に進むと、アレックスと共にマンモスというバンドを結成する。

ライトハンド(タッピング)奏法のパイオニアとして知られている。このテクニックは以前に他のギタリストが使っていたともいわれるが、ここまでフィーチャーしたのはエディが最初だろうと思う。 ギターのあらゆるテクニックをマスターしてしまったかのような彼のプレイは、それでいて型にはまることなく野性的な魅力に満ちあふれている。 またキーボーディストとしても一流のテクニックとセンスをもちあわせている。Van Halen IIIの12曲目"HOW MANY SAY I"ではリードヴォーカルをとっている。

Alex Van Halen / アレックス・ヴァン・ヘイレン

1953年、オランダのアムステルダムに生まれる。EDWARD VAN HALENの実兄。レッスンしていたギターから感心を失い、自分のギターと弟のドラムと交換する。

アレックスはピアニストでもあり、映画"Twister"のサウンドトラックで1曲披露している。アルバムのジャケットデザインなどのアートワークにも携わっている。

Wolfgang Van Halen / ウルフギャング・ヴァン・ヘイレン

Michael Anthony / マイケル・アンソニー

1954年、シカゴに生まれる。少年時代、トランペットをプレイしていたマイクはロックやジャズに感心を持つようになる。手に入れたギターの1,2弦を取りはずしベースギターのように演奏する。 学校で出会ったアレックスに誘われマンモスに加わる。

他のメンバーの影に隠れがちだが、ライブではエフェクトを駆使した迫力のベースソロを披露してくれる。美しい高音のコーラスも大きな戦力である。 98年のライブでは"Somebody Get Me A Doctor"でリードボーカルをつとめた。 また、マイクでなければ、奔放なエディのアドリブやアレックスのリズムについていけないだろうと思う。 さらにミッキーマウスと時計のコレクターでもある。

Gary Cherone / ゲイリー・シェローン

3代目ボーカリスト。元EXTREAMのヴォーカルで、98年、VAN HALENに加入するも、わずか2年足らずでバンドを脱退。

リリースしたアルバムのセールス不振が原因であるといわれる。アルバムを1枚しかリリースしていないので評価は難しいが、柔軟で器用なヴォーカルだと思う。

Sammy Hagar / サミー・ヘイガー

2代目ボーカリスト。1949年、カリフォルニア州モンタレーに生まれる。モントローズ脱退後、ソロ活動を続けていたサミーは、1986年、VAN HALENに加入する。

歴代ボーカリストの中でも歌唱力はナンバーワンだと思う。 サミーの加入によりバンド自体の音楽性も大きく変わる。96年、以前から噂されていたエディとの確執が決定的なものとなりバンドを去る。